幻冬舎 村上隆 最近は映画監督もやって、とかくエポックメイキングな村上氏。 前々から読もうと思っていた本を読んだ。 顔近い!村上氏の日本の芸術業界(特に美術教育)への怒りが込められている。 アーティストとしての自分の欲を満たすため、 歴史とアート…
ちくま文庫 高野文子 高野文子が1988〜92年にHanakoで連載していた漫画。 まさにバブルまっただ中から崩壊した余韻の少しだけをかぶらせて 連載が終わっている。 主人公のるきさんは、バブルとはあまり関わりなく マイペースに過ごしている。 いや、自由では…
場所 国立新美術館 会期(東京展) 2013.07.03〜2013.09.16/10:00〜18:00 (火曜日休館、金曜日のみ〜20:00) パーティで一度訪れたことはあるけれど、 展覧会を見に来たのは初めての国立新美術館。 全部はまわってないけれど、 高い天井のロビーからそれぞれの…
河出文庫 山崎ナオコーラ 「人のセックスを笑うな」で文藝賞を受賞し、 華々しいデビューを果たした女性作家の2作目。 発表されるほかの小説でも大抵、 芥川賞や野間文芸新人賞の候補として挙げられている。 中学生時代の「私」と、25歳になった「私」の エ…
場所 ギャラリー・間 会期 2012.1.14~2012.3.24/11:00~18:00 (金曜日のみ11:00~19:00 日曜日、月曜日、祝日など休館) 入場料 無料 日本の30代建築家を牽引する一人である長谷川豪の展覧会。 建築家にとって、模型制作は基本的なスタディ(検討)のひとつ。 長…
創元SF文庫 ジェイムズ・P・ホーガン(著)+池 央耿(訳) ハードSFの名作といわれた作品。 無名だったジェイムズ・P・ホーガンは この作品によって世に広く知られることとなった。 月面で発見された死体。 チャーリーと名付けられた死体は なんと5万年前の死体…
アメリカ映画 ジム・ジャームッシュ(監督) フォレスト・ウィテカー(出演) 「ジム・ジャームッシュ」「刀」「HIPHOP」という キーワードでビビッときたのでレンタル。 主人公は、ビルの屋上でハトとともに過ごし、 日本の書籍「葉隠」を訓辞とする孤独な殺し…
場所 ワタリウム美術館 会期 2010.8.14~2011.1.16/11:00~19:00(月曜日休館) 入場料 一般1000円 大学生800円 (ペア券もあり。期間中何度も使えるパスポート制) ワタリウム美術館は初めて。 過去の展覧会をHPで見ると、興味を惹かれるものが結構あって、 もっ…
場所 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内) 会期 2010.7.29~2010.11.3/11:00~20:00(火曜日休館) 入場料 一般1000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料 大好きな佐藤雅彦の展覧会。 行ったのは日曜日で、すごい混み具合で、 5分間の作品を鑑賞する…
邦画アニメ 米林宏昌(監督) 宮崎駿(企画・脚本) スタジオジブリ作品 久しぶりに記事を投稿。 貧乏性だからなのか、自分が何かの表現を見た時に 感じたことを、あとあと思い出したくなってしまう。 で、久しぶりにジブリ作品をスクリーンで鑑賞。 映画館で観…
彰国社 西沢立衛 編著 日本を代表する建築家の一人、西沢立衛が 様々な建築家と対談した企画。 対談する相手の建築家がそれぞれ有名な人たちで、 いろんなところで自分の建築観を語っているので、 目新しい話は少ない。 でも、対談なので相手がその話をどう…
誠文堂新光社 水野学 僕の大好きなラーメンズの アートディレクションも手がけている グッドデザインカンパニー(gdc)による、 10年間の仕事をまとめたセルフレビュー。 「よいデザインを生み出す会社」という直球の名前。 デザインに個人的な趣味や恣意性を…
韓国映画 パク・チャヌク(監督) チェ・ミンシク+ユ・ジテ+カン・ヘジョンほか(出演) 思い返すと、韓国映画を初めて見た気がする。 クエンティン・タランティーノに絶賛された映画として有名。 第57回カンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞。 流血シーンなど…
講談社文庫 村上春樹+糸井重里 村上春樹と糸井重里の競作。 この組み合わせもなかなかお目にかかれないなと 思っていたら、この企画は 1980年頃に行われたものだった。 おそらく2人とも世の中にその才能を遺憾なく 発表し、ノリにノリ出したくらいの時期。 …
場所 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内) 会期 2009.5.29~2009.8.30/11:00~20:00(火曜日休館) 入場料 一般1000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料 夏休みにやっていてこどもがたくさんいました。 見たり聞いたり触ったりができる作品の多い、 …
アメリカ映画 クリストファー・ノーラン(監督) クリスチャン・ベイル+ヒース・レジャー+アーロン・エッカートほか(出演) 人気アメコミ「バットマン」をCGを駆使して実写化された 「バットマン・ビギンズ」の続編。 監督は「メメント」で有名なクリストファー…
ポルトガル映画 ペドロ・コスタ(監督) ポルトガルの気鋭の映画監督と言われている ペドロ・コスタがリスボンの移民街に2年間滞在し、 120時間撮影したフィルムを3時間に凝縮したドキュメンタリー。 ヴァンダというクスリ漬けの女性をそのフィルムの中心とし…
場所 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内) 会期 2008.10.17~2009.1.18/11:00~20:00(火曜日休館) 入場料 一般1000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料 21_21DESIGNSIGHTが企画する4回目の展覧会。 「記憶から生み出される第2の自然」がテーマ。…
アメリカ合衆国・西ドイツ ジム・ジャームッシュ(監督) トム・ウェイツ+ジョン・ルーリー+ロベルト・ベニーニほか(出演) 主人公のザックとジャックは 今は日陰者になってしまった元DJとポン引きという 社会的に言えば「ダメ男」。 そんな二人はそれぞれうま…
フランス+西ドイツ合作映画 ヴィム・ヴェンダース(監督) ブルーノ・ガンツ+ソルヴェーグ・ドマルタン+ピーター・フォークほか(出演) カンヌ国際映画祭監督賞・英国アカデミー賞外国語映画賞などを受賞 この映画を見た人が口をそろえて「美しい」と言う。 そ…
アメリカ映画 ソフィア・コッポラ(監督) ジェームズ・ウッズ+キルステン・ダンスト+ジョシュ・ハートネットなど(出演) ジェフリー・ユージェニデス(原作)「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」 ソフィア・コッポラ初監督作品。 1970年代のミシガン州が舞台…
場所 国立近代美術館 ギャラリー4 会期 2008.06.03~08.03/10:00~17:00(月曜日休館) 入場料 一般420円 大学生130円 中高生および18歳以下・65歳以上無料 青森県立美術館の設計などが有名な青木淳と スイスの建築家、ペーター・メルクリ。 この二人の建築に…
角川文庫 町田康 パンク歌手や俳優を経て文学界に殴り込み、 いざ筆をもつと、野間文芸新人賞や芥川賞など数々の賞を受賞。 異彩を放つ町田康の代表作のひとつ。 時代小説なのにところどころ現代語が混じる。 町田の作品を読んでいると、 いつもそこに生真面…
邦画 西川美和(監督) オダギリジョー+香川照之+真木よう子+伊武雅刀+新井浩文など(出演) ストーリーや構成、若い女性監督の底力もさることながら、 オダギリジョーをはじめとする俳優の演技力が絶賛され、 様々な賞を受賞した映画。 カメラマンとして東…
INAX出版 藤本壮介 37歳にして、学生にもその活動がよく知られるほど有名な藤本壮介。 代表的な作品は「T-House」「安中アートフォーラム」など。 いままでにないような空間をつくり、 その作品群はたくさんの雑誌やメディアに取り上げられている。 東京大学…
場所 国立代々木競技場 オリンピックプラザ特設会場 会期 2008.05.31~07.04/チケット予約制 入場料 無料 シャネルによる世界的なアーティストを集めた巡回展で、 初回の香港に続いて、東京で開催されている。 仮設のパヴィリオンはザハ・ハディドによるもの…
小学館(IKKI COMICSにて連載中) 岩岡ヒサエ 地球全体が自然保護区域となって 地上35,000mにあるリング状の建物に 人々が住むようになった未来。 なんだかそれだけで壮大なSFのよう。 なのに、主人公がそのリングの建物の窓ふきという 地味な職業。 このアン…
ちくま文庫 都築響一 『POPEYE』『BRUTUS』の編集を経た都築響一は、 1993年に東京に住む若者たちの生活の実態をとらえた 写真集『TOKYO STYLE』を京都書院から出版し話題となる。 これはそれが文庫化されたもの。 2001年にはこれに続く『賃貸宇宙 UNIVERSE …
場所 東京都現代美術館 会期 2008.04.29~07.06/10:00~18:00(月曜日休館) 入場料 一般750円 学生600円 中高生・65歳以上370円 小学生以下無料 大岩オスカール展とともに3階で催された、 「庭」をテーマに近現代の作品をセレクトした展覧会。 「庭」って聞く…
場所 東京都現代美術館 会期 2008.04.29~07.06/10:00~18:00(月曜日休館) 入場料 一般1000円 学生800円 中高生・65歳以上500円 小学生以下無料 ポスターの幻想的な絵に惹かれて見に行ってきました。 大岩オスカールの個展。 1991年の第21回サンパウロ国際ビ…