書籍・デザイン書

西沢立衛対談集

彰国社 西沢立衛 編著 日本を代表する建築家の一人、西沢立衛が 様々な建築家と対談した企画。 対談する相手の建築家がそれぞれ有名な人たちで、 いろんなところで自分の建築観を語っているので、 目新しい話は少ない。 でも、対談なので相手がその話をどう…

グッドデザインカンパニーの仕事1998-2008

誠文堂新光社 水野学 僕の大好きなラーメンズの アートディレクションも手がけている グッドデザインカンパニー(gdc)による、 10年間の仕事をまとめたセルフレビュー。 「よいデザインを生み出す会社」という直球の名前。 デザインに個人的な趣味や恣意性を…

原初的な未来の建築

INAX出版 藤本壮介 37歳にして、学生にもその活動がよく知られるほど有名な藤本壮介。 代表的な作品は「T-House」「安中アートフォーラム」など。 いままでにないような空間をつくり、 その作品群はたくさんの雑誌やメディアに取り上げられている。 東京大学…

美しい都市・醜い都市 ― 現代景観論

中公新書ラクレ 五十嵐太郎 建築史家、建築評論家として 雑誌や講演会、対談などひっぱりだこの 五十嵐太郎の現代都市景観論。 近年の雑誌に掲載された文章を再編成したもの。 多くは最近最終号が刊行された『10+1』から。 まず、五十嵐は 内閣の都市再生戦…

ネクストアーキテクト―8人はこうして建築家になった

学芸出版社 遠藤秀平(編) コルゲート鋼板を使った建築で 海外にも高い評価を受けている建築家、遠藤秀平が インタビュアーとなって7人の若手建築家に素朴な質問を投げかける。 最後には遠藤秀平自身が回答者となった応答が収録されている。 子供の頃はどの…

人類と建築の歴史

ちくまプリマー新書 藤森照信 建築史家・藤森照信が人類と建築の歴史を書いた本。 それこそ人間がマンモスを狩っていた時代から現在までを わかりやすく平易な文章で解説している。 とはいっても、 中世から現代は建築のあり方が世界によって多様である為に…

イメージの読み書き

美術出版社 慶応義塾大学佐藤雅彦研究室 以前掲載した「ピタゴラスイッチ」を制作している 佐藤雅彦研究室の本。 「言葉の読み書き」を幼い頃にみんな習うように 言葉を使わず、簡略的な絵だけで言いたいことを伝える 「イメージの読み書き」が出来ないもの…

都市/建築 フィールドワーク・メソッド

INAX出版 田島則行+久野紀光+納村信之(編) 「都市とは何か」を読み解くフィールドワークについて 五十嵐太郎や南泰裕、塚本由晴、若林幹夫など 14人のそれぞれの視点から述べた本。 フィールドワークの定義や方法、それを 都市にフィードバックさせてゆく過…

ナガオカケンメイの考え

アスペクト ナガオカケンメイ D&DEPERTMENT PROJECTを率いるデザイナー兼社長の blog上の日記を本にまとめた一冊。 仕事に対する意識や 社会とデザインの関わりについて書かれている。 ブックデザインは JTのグラフィックデザインで有名な寄藤文平。 自身の…

デザインの輪郭

TOTO出版 深澤直人(著)/小泉佳春(撮影) 今をときめくデザイナー・深澤直人の デザインの考えをまとめたエッセイのようなもの。 「意図を消す」「アノニマス」「行為に溶ける」など 深澤のデザインに対する視点ははっきりしていて、 そこには日常のあいだに …

BARTLETT SCHOOL OF ARCHITECTURE UCL SUMMER SHOW CATALOGUE 2005

ロンドンにあるUCL(University College London)のひとつである 建築大学Bartlett School校の学生作品集。洋書。 これは2005年版で少し古いんですが。 バートレットはつい最近まで ピータークックが学長をやっていた事で有名な学校。 アーキグラムの活動から…

FILING 混沌のマネージメント

宣伝会議 織咲誠/原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所 企画/構成 株式会社竹尾 編 2004年に開催された「HAPTIC展」の中のひとつである 「FILING展」をもとに構成された、ものの整理や文具に関する本。 帯には「脱・整理術」「机の上を片付けては…