BARTLETT SCHOOL OF ARCHITECTURE UCL SUMMER SHOW CATALOGUE 2005
ロンドンにあるUCL(University College London)のひとつである
建築大学Bartlett School校の学生作品集。洋書。
これは2005年版で少し古いんですが。
バートレットはつい最近まで
ピータークックが学長をやっていた事で有名な学校。
アーキグラムの活動からイメージできるように
ピータークックの指導方針はグラフィック重視の色が強い。
CGやフォトコラージュ、スケッチなどを駆使した
鮮やかなプレゼンテーションが詰まっている。
模型の表現も
建築物というよりも何かの機械装置に近いようなものばかりで、
メカニズム、システム的な写真が多い。
独創的な夢物語のような案を
理知的に組み立ててゆく力を養っているのだろう。
その作品群には
日本とは異なる感覚や思考の方法みたいものを感じるけれど、
聞いた話によると日本で働きたいという学生も結構いるらしい。
なにか共鳴する部分があるのだろうか。
建築に興味のない人でも
グラフィックアートが好きな人には面白く感じると思います。
洋書なんで手に入りにくいですが
お茶の水の南洋堂などで1000円前後で売っています。