PULP FICTION

kta6662007-07-04

94年カンヌ映画祭最高賞、パルムドールを獲得したこの映画は
タランティーノをより世界的に有名にした。
フォルクスワーゲンのCM(ドイツ)では、
この映画のパロディのCMをつくるほど認知度は高い。


「くだらない大衆雑誌」というタイトルのこの映画。
ここでくだらないのは登場人物の死に方である。
ギャングやボクサー、ゲイ達が織りなす
3つの出来事を中心に
いろんな人がくだらない原因や状況の中で死んでいく。
あまりにも拍子抜けな死に方で、
少し笑ってしまう。
「くそったれな世の中」で生きる意志とは何かを
逆に浮き彫りにしているように見える。


監督であるタランティーノ本人も
作中に出てきたり、
登場人物の名前である
ハニーバニーって名前の音の響きとか
BGMとかセリフ回しとかが
いちいち安っぽくて滑稽だけど
カッコイイ感じに仕上がっている。


時間軸が前後していて
ストーリーの見せ方に実は
結構神経を使ったんじゃないだろうか。
個人的には最後の終わり方が良かったです。
痛快な映画。おすすめ。